徒然なるままに、日々の雑感を日誌に記録していきます。
目次
Day25(5/4・洋上)
日付 | 2019年5月4日(土) |
場所 | バーブ・アルマンダブ海峡 |
天気 | 晴れ |
気温 | 32℃ |
暑い。
朝日が右舷側真横から登ってきて、部屋の奥まで日差しが差し込んでいる。海面が朝日でキラキラ輝いている。
右舷すぐそばに陸地(島か)が見える。左舷側にはアフリカのジブチがあるはず(距離が遠すぎて視認できないが)で、右舷側にはアラビア半島イエメンがあるはず。
その最も狭いバーブ・アルマンダブ海峡を通過中。並走してくれた護衛艦は昨夜のうちにUターンした模様で周辺の海域には見当たらない。護衛艦並走のおかげで何事もなく危険地域を通過できたよう。
いよいよ船は紅海に入り、一路スエズを目指し北上中!!
朝食ルームサービス
朝食は今航海で初めてルームサービスを頼んだ(無料)。
指定した時間きっかりに持ってきてくれ、朝日が昇るバルコニーで時間をかけ優雅なブレックファースト。
オレンジジュースとトマトジュース、グレープフルーツとオレンジ、メロンの果物、クロワッサン、デニッシュにコーヒー、ヨーグルトのメニューを十分に堪能できた。
午前中はいつものルーティンをこなす。
エンカウンターズ・ウィズ・ディスカバリー
午後からはエンカウンターズ・ウィズ・ディスカバリーの3回目。
今回のゲストは、フランソワーズ・モレシャンさん。今年83歳になる粋でお洒落なフランス人の半生の話は大変面白かった。
2020年のダイヤモンド・プリンセスの船上予約を行った。4月11日(土)横浜発の「日本美食の地巡りと韓国10日間」。
夜のショー
夜のショーはフィリピン出身のルーベン・ローレンテの男性ボーカルショー。正直面白いパフォーマンスではなかった。
考察
あまり面白くないエンターテイナーには共通項がある。
①観客に拍手を強要する。
②観客に無理に歌わせ、ショーが盛り上がっているように見せかける。
③原曲を編曲しすぎてしまう。
更に今回の特殊項目としては
④日本人観客を意識した受け狙いで妙なチョンマゲ姿。
⑤服装も日本人受け狙いなのか、忍者の服みたいな妙な和服。安っぽすぎる。
⑥日頃からの身体鍛錬が足りず、歌うたびに息を切らせている。
⑦Queenの”Love of my life”をアレンジしすぎている。等
時差調整
昨夜に続き、今夜も時間を1時間遅らせ、日本との時差は7時間となった。
Day26(5/5・洋上)
日付 | 2019年5月5日(日) |
場所 | 紅海 |
天気 | 曇り・風が強い |
気温 | 28℃ |
暑い。
船は紅海を一路北上中。進路は北西方向で、太陽は右舷やや後方あたりから登っている。
船に設置されている航路図で現在位置を確認すると、紅海の真ん中あたり。左舷にスーダン、右舷にサウジアラビア。
航海26日目になるが、船は横浜出港時に大きく揺れただけで、そのあとの海は穏やかで、揺れを自覚することがほとんどなかったが、今日は風が強く白波が立つほどで、船も揺れている。
午前中はいつものルーティンをこなし、サントリーニ島の寄港地観光説明会に出席。
コーヒーブレイク
ランチは5階のインターナショナル・カフェで有料のスペシャルコーヒー、
無料のスープとサンドイッチも。
午後はフランソワーズ・モレシャンさん監修による船客のファッションショー、その後モレシャンさんを囲んでの写真撮影会。僕たちも撮ってもらった。
ビンゴ大会
ビンゴ大会に参加料30米ドル払って参加、
5ゲームを行ったが、結局”ビンゴ”はできなかった。日本でいつもやるビンゴゲームとは異なるやり方で勉強になった。
プリンセスクルーズの特徴
フィーチャー・クルーズ・デスクに赴き、プリンセスクルーズの特徴を聞いてみた。
それによると、クラス別(例えばスィートの部屋と内側の部屋)の差別(例えば、レストランやシアターの席の優先確保等)は無し。ベネチアから区間乗船者約100名が新たに乗り込み、一方約20名が下船。その後もサウザンプトンとニューヨークでそれぞれ乗下船の動きありとのこと。
また、プロダクションショーのメンバーもベネチアで総入れ替えする、また、本船のプロダクションショーのメンバーはプリンセス・クルーズ社の雇用ではなく、ロンドンの専門会社から派遣されてきており、世界一周等長期クルーズで数多くの演目をこなせる身体能力の高いメンバーが選ばれている。
一方、ダイヤモンド・プリンセス号は日本周辺の10日間前後のショートクルーズとなるため、1航海あたり2-3回のショーを行えばよく、むしろ、大道具等に凝る大掛かりなショーになるとその違いを説明してくれた。
夜のショー
夜のショーは天使の歌声、ヘザーランドステッドの2回目。
1時間以上前に来て早めの席取り、前から4列目中央の席を確保、歌声に聞き惚れた。”アナと雪の女王”や”オペラ座の怪人”の名曲を歌ってくれた。
その後は9時半からビスタ・ラウンジでメキシコのお祭り”シンコ・デ・マヨパーティー”。パラグアイ出身のハープ奏者の演奏と歌は底抜けに明るい。盛りだくさんの夜だった。
ヘザーさんのジャズやポピュラー・ミュージック、パラグアイ人によるラテンの底抜けの明るいとアップビートの音楽、先日のサラーラのモスクやスークでの単調なコーラン音楽、世界は実に多様性に富んでいる。
Day27(5/6・洋上)
日付 | 2019年5月6日(月) |
場所 | スエズ運河通行(1日目) |
天気 | 晴れ |
気温 | 27℃ |
サンプリンセス号は紅海からスエズ湾に入り北上中。
右舷にシナイ半島、左舷にエジプトを望む。湾の幅が狭まっており、船の両側に荒涼とした陸地が迫るのが視認できる。緑は見当たらない。緑豊かな日本の沿岸風景と大きく異なる
プールでのひと時
午前中のルーティンは社交ダンスがお休みのため、12階リビエラ・デッキのリビエラ・プールで泳いでみた。
昨夜プールの水を入れ替えたみたいで、水温は意外に冷たい。
リビエラ・プールは、長さはぞれ程ではないものの深さは2.3メートルと深い。上段にあるもう一つの小型プールは水深1.3メートルとこちらは浅い。塩素の匂いはわずかにある。
プールの両サイドには温水のジャグジーがあり、ジェットバスが出て温かく気持ちがよい。
午後至福のお昼寝1時間。風が強く。マストの旗が激しくたなびいている。
午後の散歩はデッキ6周(2マイル)。
スエズ運河南口に到達
夕方5時ごろ、スエズ運河南口に到達、サンプリンセス号は投錨。
あたりには通行を待つ数多くのタンカーや貨物船が滞船しており、順番待ちを行うことに。船長の説明では明朝未明の4時ごろ、スエズ運河に入る予定だそう。
夜遅くには水先案内人の船や、ゴミ収集船の船がサンプリンセス号に寄り添う形で接岸、夜のとばりが落ちるとともに、サンプリンセス号の周辺には順番待ちをするたくさんの船のライトが輝いている。
夕食@シェア・バイ・カーティス・ストーン
夕食は今航海で初めての有料レストラン予約。8階ドルフィン・デッキにある”シェア・バイ・カーティス・ストーン”。
顧客は結局僕たちだけで、レストランを貸切る形での贅沢な食事となった。
また、毎週土曜日午前9時半からの30分番組の「BS朝日:世界の船旅」の撮影とも重なり、ディレクターの星貴則氏が僕たちの食事風景を撮影、放映されることになる。
レストランは、たまたまワイン50%割引セール中で、さらに25%割引(要は75%割引)と破格の価格でのワイン提供してくれた。
料理もおいしく、特にハモンセラーノ(スペインの生ハム)は絶品。
コースメニューはひとり29米ドル、前菜はハム類とチーズ類からひとり2品ずつ選択可、サラダ料理を1品、
肉か魚のメインディッシュを1品(クラブレッグのローストとターボット(イシビラメ)のソテーを選ぶ)、デザート1品のコース。
サーブは丁寧で、2時間以上かけて豊饒な時をゆっくり過ごせた。
プロダクションショー
夜のショーはプロダクションショー”ヒート”。
今夜はラテン中心の音楽構成で、いつものように堪能できた。
今回は以上です!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!