目次
ローマの基礎データ
特徴 | イタリアの首都 |
人口 | 約286万人 |
公用語 | イタリア語 |
宗教 | キリスト教(カトリック) |
気候 | 亜寒帯気候 |
経済 | GDP成長率:1.5%/イタリア |
通貨 | ユーロ/EUR(1EUR=122.45円) |
私たちの実際の行程紹介!
今回の滞在時間:10時間10分!
7:00 | 下船 |
7:10 | シャトルバスで港入口へ |
7:15 | バスで駅へ |
7:44 | ローマ・テルミニ行き電車 |
7:55 | サン・ピエトロ駅下車 |
9:00 | サンタンジェロ城 |
10:20 | ナボーナ広場 |
10:40 | パンテオン |
11:30 | ランチ@ナボーナ広場 |
12:50 | トレビの泉・スペイン広場 |
14:15 | 地下鉄でテルミニ駅へ |
14:42 | テルミニ駅発 |
15:00 | チビタベッキア駅着・散策 |
17:00 | シャトルバスで船へ |
17:10 | 帰船 |
チビタベッキア港に到着
チビタベッキア港に到着。
豪華大型客船が数隻既に埠頭に停泊している。
飛鳥Ⅱの姉妹船”Crystal Serenity”、”Marina”、”Costa Diadema”、”Seven Seas Voyager”など、他に大型帆船や大型フェリーが数隻。
これまでのイタリアの港はいずれも大型客船受入れの体制が整っており、実際に複数の客船が停泊しているのを目にすると、イタリアの観光産業に大きく寄与しているのが実感できる。
いざローマを目指して
交通ストライキのニュース
5月17日(金)はローマでは鉄道・地下鉄・バス・トラム等の公共交通機関でストライキが予定されているとの情報が入り、かつ、ストライキの実施は当日に実施の有無が決定されるというはっきりしない中での観光となった。
チビタベッキアからローマに観光に出かけるのは、途中でストライキに巻き込まれた場合、帰ってこれないリスクがある。
しかし幸い天気は晴れ、絶好の観光日和である。
チビタベッキア駅へ
船は7時前にはチビタベッキア港に着岸、上陸許可が下りるとすぐに下船、岸壁から港入口までの無料シャトルバスに乗る。
港入口では鉄道のチビタベッキア駅まで行くバスが待機していたので、すぐにそのバスに乗った(片道ひとり2ユーロ)。
ローマ行き各駅停車に乗車
駅でストライキの情報を確認するも、鉄道はとりあえずは正常に運航しているのがわかり、7時58分発ローマ・テルミニ駅行きの電車に乗る。
運賃は片道ひとり4.6ユーロと超格安。駅構内の自動乗車券販売機で購入。乗車券はスタンプ(刻印)されることが必要というが、その手続きが不明なまま乗車した。
電車は2階建て、チビタベッキア駅ではほとんどの座席が空いていたが、ローマに近づくにつれ車内は現地の通勤客で込み合う。
8時55分サンピエトロ駅で途中下車、駅のプラットホームから出口までは改札口無しでそのまま駅の外に出れた。
サンピエトロ駅で途中下車
駅からもよく見えるサンピエトロ大聖堂を徒歩で目指す。
サンピエトロ大聖堂
サンピエトロ大聖堂はローマ中から見えるローマのランドマーク。
午前9時過ぎと早い時間にもかかわらず、すでにたくさんの人が列をなしてサンピエトロ大聖堂入場のためのチケットを買おうとしている。
バチカン市国内を散策
僕たちはこの列を横目に見ながら、サンピエトロ大聖堂を横切り、バチカン市国内を散策。
途中珍しく中華民国(台湾)の駐バチカン大使館「中華民国駐教廷大使館」があった。
サンタンジェロ城
バチカン市国を出てテヴェレ川に向かい、サンタンジェロ城に入場。
入場料は一人5ユーロ。サンタンジェロ城は大天使ミカエルが見守る堅牢な城塞で、屋上まで登れ、サンピエトロ大聖堂をすぐ近くにみることができる。
ナヴォーナ広場で優雅なひと時
サンタンジェロ城を出て、サンタンジェロ橋を渡り、テヴェロ川右岸を東に向かう。
すぐにナヴォーナ広場に出る。
ナヴォーナ広場にはバロックの天才彫刻家ベルニーニの傑作「四大河の噴水」がある。
ここでいう四大河とはナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタの河川を指すとのこと。
ナヴォーナ広場では大道芸人の演奏や芸が行なわれ、また、広場の周りにはお洒落なカフェがたくさんある。
ランチは名物ピザをプロセッコで優雅に
僕たちもそのうちのひとつ、”Caffe Barocco”で広場を見ながらゆっくりランチ。
ランチは
・白のグラスワイン(9ユーロ)
・プロセッコ(7.5ユーロ)
・ピザフンギ(12ユーロ)
・モッツァレラチーズと野菜のサラダ(13.5ユーロ)
合計42ユーロ+チップ5ユーロを払った。
その間、ナヴォーナ広場をJTBグループツアーの団体がたくさん通る。
ショッピング@Aromi & Sapori
ナヴォーナ広場から次の観光地パンテオンに歩く間に、イタリア製の良品を売るお土産店「Aromi & Sapori」を見つけ、
・バルサミコ酢
・お洒落な料理用スプーン・フォークセット
・リゾット用カラフルなお米等を買い求め、
合計でクレジット・カードで108.5ユーロ支払った。
有名スポット巡り
パンテオンは映画でラングドン教授が登場したところ
ナヴォーナ広場から東へ徒歩数分のところのパンテオンを参観した。
パンテオンは古代の姿を現代にそのままとどめる鉄筋を用いない石造建築として世界最大、約2000年前の建築時の状態をほぼ完全にとどめているという。
紙と木の日本文化とは大違い。石造りは耐久性に富み、歴史の風雪に耐えている。映画「天使と悪魔」でトム・ハンクス演じるラングドン教授がこの宮殿で登場したシーンを思い出す。
トレビの泉は観光客が多すぎ泉にたどり着けない
パンテオンから東へ徒歩10分でトレヴィの泉に到着、トレビの泉は有名観光地過ぎて観光客でごった返しており、なかなか泉にたどり着けない始末。僕たちは昨年4月にここを訪問しており、トレビの泉を横目に見ながら今回はパス。
スペイン階段は警官が厳重警戒中
トレビの泉からほぼ北へさらに足を延ばして徒歩約10分でスペイン広場に到着。
スペイン階段はローマ観光では絶対に外せない超有名スポット。
映画「ローマの休日」ではオードリー・ヘップバーン演じるアン王女が、このスペイン階段でジェラートを食べるシーンがあるが、現在はスペイン階段での飲食はNG。
若い白人女性たちが階段に座り込んで、うっかりアン王女よろしくジェラートを食べていたら、女性警官から注意を受けて、すごすごと立ち去っていった。
警戒は全般に厳しく、観光客相手のソフトな対応を行う女性警官以外にも、自動小銃を構える軍服姿や屈強な男性警官が観光地の至る所で目を光らせている。現在までのところ、イタリアは無差別テロ等の被害にあっていないところから、国を守ろうとする気概が伝わってくる。
スペイン広場近くの地下鉄スパーニャ駅から地下鉄A線に乗り、テルミニ駅に戻る。
運賃はひとり1.5ユーロ。
ジュースバーでブレイク
のどが渇いたので、テルミニ駅構内のジュースバーで
オレンジ搾りたてのフレッシュ・ジュース(3ユーロ)をいただき、しばしの小休止。
ローマ・テルミニ駅から帰途へ
テルミニ駅は巨大な駅だが、乗車券の買い方がよくわからない(自動券売機で購入することはわかっていたが)、駅に路線図や時刻表の掲示がなく、チビタベッキア行きはどのホームから何時に出発するのかがわからない。
最終的には、27番ホームから14時42分発チビタベッキア行きの列車があることが分かったが、
27番ホームを探すのがまた一苦労だった。
2階建て列車へ乗車
何とか2階建ての2階の車内に乗り込み、始発駅なのでゆっくり座れた。
駅員による検札
出発して少したってから、駅員による検札があるも、駅員曰く乗車券にスタンプ(刻印)がない場合は50ユーロのペナルティがかかるので次からは注意してほしいと言われる。
そもそも駅のどこでスタンプするのかわからずじまい。
チビタベッキア駅終点
途中サンピエトロ駅から仲良し女子高校生4人組が乗ってきて、車内はいっぺんに騒がしくなった。
そうこうするうちに進行方向左側に海が見え、チビタベッキア駅終点に到着。朝のサンピエトロ駅同様、改札を出ずに駅構外に出る。
海岸沿いにチビタベッキア港まで散策
通り沿いの文房具店でストレッチ体操用のマットを見つけ購入(12ユーロ)。
その後も迷いながら港入口までたどり着き、サンプリンセスの停泊する岸壁までの無料シャトルバスに乗れ、帰船。帰船時刻は5時だった。
ローマでの買い物まとめ
以下、私たちがローマで買い物をした内容です。
バス(港→駅) | 4ユーロ(2*2) |
鉄道(ローマ往復) | 18.4ユーロ(4.6*2*2回) |
地下鉄(テルミニ駅行) | 3ユーロ(1.5*2) |
ランチ | 47ユーロ(チップ5含む) |
お土産一式 | 108.5ユーロ |
サンタンジェロ城入場料 | 10ユーロ(5*2) |
ストレッチマット | 12ユーロ |
オレンジジュース | 3ユーロ |
合計 | 205.9ユーロ |
ローマのおすすめ度
以上、実際に私たちが旅をしてきた紹介でした。
ストライキ騒動でややドギマギしたが、素晴らしい晴れの天候が帳消しにした。
ラテンの気質なのかイタリア人は大雑把な印象。
長い歴史と国宝級の遺跡群が市内あちこちに点在するローマは、これら過去の立派な観光資源のおかげで、特に何もしなくても世界中から観光客が押し掛ける構造にある。
この構造はこれまで立ち寄ったところでは、人工的すぎるドバイやシンガポールと大きく異なる。そういう構造に胡坐をかいているのか観光客受け入れ体制は「おもてなし」の観点からは、駅の表示ひとつとっても十分とは言えないと感じた。
今回のポイントは以下の通りとさせていただきます!!
食べ物が美味しい度 | ★★★★ |
観光が楽しい度 | ★★★★★ |
店員のサービス度 | ★★★ |
また来たい度 | ★★★★★ |
総合おすすめ度 | ★★★★ |
今回は以上です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!